【授業研究】本日発売です!(アマゾンでは明日から発送開始です)
その本は「いまからはじめるアクティブラーニング導入&実践BOOK(学陽書房)」です。著者=小林昭文…なのですが、
実は、ライターの高清水美音子さんが書いてくれました。内容は私が話したことです。超長時間インタビューを繰り返し、高清水さんが丁寧に書いてくれました。更には編集のYさんが、色々な工夫をして資料を入れたり、読みやすい形に編集してくれました。実際に授業で使っていたパワポのデータや練習問題、確認テストなどを掲載するのも初めてです。というのは、教科書会社などに著作権があるので、これを1つずつ転載許可を得るのはとても大変なのです。ここはYさんが面倒な手続きを全部やってくれたおかげなのです。
その上で、この本の最大の魅力は、高清水さんの語り口です。私には出せない優しいテイストで説明してあります。たぶん、私の説明を読むよりもわかりやすいのではないかと思うところがたくさんあります。これは、演習の時間に生徒たちがよく話していることと同じだと思っています。それは「あーっ、A君の説明よくわかる!先生の説明よりうまいんじゃん!」などです。最初は生徒のこの種の発言に「え?私の説明の方が性格なんだけどなあ〜」と心の中でブツブツぼやいていました。
でも、私が物理専門であり、ベテランになればなるほど、生徒たちと使う言葉がずれてきているのだと思うようになりました。生徒たちは自分と同じような言葉を使って説明してくれる友達の説明の方がわかりやすいのです。高清水さんの文章にはそれと同じ魅力があるような気がするのです。どうぞ、高清水さんが「小林さんはこう言っているよ‥」と語っているのを「なになに?」と友達に聞くようなつもりで読んでみてください。きっと新しい発見がたくさんあるはずです。お試しください。