うれしいメール(2)「びっくりしました!」

【授業研究】昨日紹介したメールの続きです。同僚の方へのお話の後にご心身の体験について書いてくださっていました。
「‥私ですが、先日、小林先生の授業を参考にして、パワポ、グループ学習、テストを試してみました。毎時間ペアリングによる教え合い(クイックライト)はやっていますが、初めて試してみました。生物でも難しいRNAによるタンパク質合成のコドン表のあたりです」
「びっくりです!!
 テストで一番難しいはずの分野なのに一番正解率が高いのです。『理論をしっかり伝えたい‥』と思っていた一斉授業より効果が高いのに驚きでした。
 考えたてみれば私たちは教科書に書いてあることをわざわざやっていたのですね。読めばわかるのに。板書している時間は、生徒たちは先生が書くのをずっと待っていて、黒板を写している間は思考がとまっているのでは・・・と、私自身ずっと思っていました。
 その答えを見た気がしました。あらためて先生のおっしゃっていることが良くわかりました」

 これはすごいことです。この先生の勇気ある挑戦に敬意を表します。そして、その結果を偶然と片付けないで、深く考察されていることもすごいと思います。それに、たぶん基礎にはこの先生の教え方のスキルの高さ、生徒との信頼関係などがあるはずだと思っています。
 いずれにしても、私の教室で起きたことと、全く同じことを「読者の教室で」起こせたことがうれしい限りです。メールをいただいたT先生、ありがとうございました。
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