基本的なスキルは意外に知られていない?

【授業研究】某社のキャリア教育プログラムの開発をほぼ終了して、その内容を先生たちに伝える研修会に講師として出席しました。その中で基礎スキルをお伝えすることの意義を改めて感じました。
「説明用スライドにこの時間のタイムテーブルを示しておきます」
「態度目標を示します」
「〇○をしてください、て言ったら作業中に先生は話をしない」
「何かワークをやらせるときは、必ず時間制限を明示する」
「グループ内発表をやらせるときは、順番を決めさせる」
「順番の決め方も自由に任せて、時間だけを制限する」
「上記の方法で主体的な学び・協働的な学びを促進できる」
などの話をすると、多くの参加者の皆さんが、驚いたり、大きくうなずいたりします。 
 カウンセリングやグループワークを学習し、多くの実践経験のある私にとってはいつの間にか身に付けてしまった「当たり前」の方法です。しかし、体験も少なく、教えてもらった経験もない人たちには、学ぶ機会がなかったものなのだろうと思います。
 様々な場面でこのような基礎スキルを明確に教えることも必要だと実感しました。これんらの研修や執筆の際に、意識していきたいものです。