【授業研究】ある学習会でAL型授業の進め方の話をしているときに、私は「管理職が理解してくれないこともあるから、心配だ」という話をしていました。
休憩のときに「あれは、小林さんが現場にいた時の経験がトラウマになっているんじゃないの?」と声をかけられました。「そうかな?」と考え始めたところで、隣にいた人が、「少し前の別の会議でもその話題には小林さんは強く主張していたよね」と言われました。
この二人の発言によって、はっとしました。私は、自分がこの話題について時々語ってるのは自覚しています。しかし、周りの人たちが、その私の言動に対して「トラウマかな?」「また拘っているなあ‥」と感じているということは全く理解していませんでした。
他人のことはよくわかるものです。私もある人が学校教育に対する心の傷を持っていて、しばしば、積年の恨みのように教員批判をするのを聞いていて、うんざりしています。客観的には、「なんでいつまでも、そんなことを引きずっているのだろうなあ‥」と思っていました。でも、私も同じことをやっていたようです。
恨みとか怒りは周りの人たちに強烈な刺激になります。いったん聞きたくないなあと感じた恨み節や怒りの発散は、聞くたびに嫌気がさしてしまうものです。私もそれをやっていたかもしれないと、「どきり」としました。もう、この話題はなるべく触れないようにしようと思います。良い機会をいただいたお二人に感謝しています。ありがとうございました。