怪我の功名〜15分で出来る授業準備を実証!

【授業研究】広島県の高校に講師として呼んでいただきました。生徒向け物理授業を5時間目と6時間目の2コマ実践し、これを先生方に見ていただいてから、研修会を持つという形式です。5時間目開始は13:30。13時に物理室に入ってセッティングを開始。プリント確認などしていきながら担当の方と話をしているとビミョーに食い違いがあります。
 理解できて愕然!私は5時間目と6時間目は異なるクラスで同じ授業を2回やると思いこんでいました。ところが、2時間とも同じクラスです。つまり、2時間続きの授業なのですが、私が準備した教材は1時間分しかないのです!
 焦りました。担当の方は「いざとなれば、授業コマにして生徒を帰します。残しているのはこのクラスだけですから、研修会を長くする方法もあります」と優しい提案をしてくれます。でも、できるだけの対応はしてみたいと思った私は次のように返事をしました。
「では、その旨を校長先生に内線で連絡してください。但し、決定は13:20までお待ちください。それまでに教材ができたら予定通り2コマ授業をやります」
 担当の方はいささか怪訝そうです。当然です。私の授業には12〜16枚のパワポのスライドと、数枚の解説プリントや練習問題、解答解説、確認テストなどの大量のプリントを使います。残り15分で出来るわけがないと思うのが普通です。そんな視線を気遣う余裕もなく私はデータ作りに没頭します。13:20。
「できました。今、データ送信しましたので印刷をお願いします!予定通り2コマやりましょう!!」
 というわけで事なきを得ました。放課後の研修会で出た質問「教材準備に時間かかりそうですよね」との質問に「いいえ。15分でできました」と答えてしまいました。(笑)
 担当のK先生、ご心配をかけて申し訳ありませんでした。m(__)m、汗汗。このアクシデントでとても楽しい成果を得ることもできました。それは明日、書きます。お楽しみに。