幸せの因子とAL型授業

【授業研究】12/15の「学びのイノベーション」の発表はどれもとても楽しいものでした。その中で、特に注目しているのが前野隆司先生の「幸せの因子」と「AL型授業」についてです。前の先生の新刊「幸せのメカニズム」によれば、人が「幸せ」を感じる要素が4つあるといいます。新刊の表紙によれば「やってみよう!」因子、「ありがとう!」因子、「なんとかなる!」因子、「あなたらしく!」因子です。
 前野先生は「AL型授業」を受けている生徒は、これらの要素を満たすから「幸せ」なのではないだろうか、と言います。なるほどと思いました。例えば、仲間と一緒にワイワイやっていると楽しいし、難しい問題にも挑戦してみたくなります。これは「やってみよう!」因子が満たされます。また、わからないことを友達に教えてもらえばうれしいです。これは「ありがとう!」因子を満たします。だから、AL型授業の意義は、「受けている生徒が幸せを感じることだ」とも言えるのではないか、ということです。
 私にはとても刺激的でした。私はAL型授業の意義は「工業化社会から知識基盤社会への転換」により求められる「新しい人材」を育成するためであるとしてきました。これは間違いではありませんが、もっと個人的な意義付けがあっても良いと感じました。詳細は前の先生の著作を読んでみてからにします。