ひっかかりを温存すると言えばクランボルツ?

【雑感】「疑問を引きずる」「ひっかかりを温存する」を書き続けて思い出すのがクランボルツです。「計画的偶発性理論 Planned Happenstance Theory」で有名ですが、その中で、「自分が興味を持った希望進路をオープンマインドにしろ」という主張があります。
 この基は「Undecided(優柔不断)からopenminded(オープンマインド)〜複雑で予測不能な将来に対する賢明な対応として、優柔不断を「歓迎」する(※)」というものです。
或いは「キャリアの意思決定をする make a career decision」のではなくて、「選択肢をオープンに Keep your opinion open」したほうが良いというわけです(※2)。「選択不安は喪失不安である」ということにもつながります。
更に言えば、ジョブズが有名なスタンフォード大学卒業式の講演で「点と点を結ぶ」の節で、「大学の時にカリグラフィーをやった意味は、のちにPCを開発した時にわかった」と言っています。
 「温存すること、ひきずることは大事」「その意味が理解できるのには時間がかかる」です。優柔不断で、いつまでも若い時のこだわりや夢を温存していくことはきっと役立つのだと思います。
(※1) http://clione.cocolog-nifty.com/clione/2005/07/630_krumboltz_h.html
(※2) http://sssslide.com/www.slideshare.net/clione/ss-10921051