「30分間を90分間に延長して研修会をやって欲しい!」

【授業研究】関東のG高校の校長先生から研修会講師の依頼を受けたのは少し前でした。そのときの話では研修会時間は「30分間?!」でした。最近は最低でも2時間半はかけていますから、これにはさすがに吃驚しました。
 でも、恩師に言われた「プロは与えられた条件の中で最高の結果を出す」の名言が思い出されます。「何とか考えてみます」と返事をし、自己紹介や最近の日本や海外の動きを紹介する資料を添付してテストメールを出しました。それきりなしのつぶて。???
 ずいぶん時間がたって、「あの話はなくなったかな??」と思い始めたときに再び電話。
「メール環境がこわれて読めなくなっていました。改めてお願いします。時間も30分ではなく90分でお願いしたい」とのこと。その内容と話し方に前回以上の強い熱意を感じました。きっとあちこちに根回しをしてくれたのだと思います。授業研究の大事さを解いていただいたのだと思います。90分も私にとってはかなり厳しい条件なのですが、この校長先生の熱い情熱とお骨折りに動かされました。「ありがとうございます。その条件で引き受けます」と返事しました。
 このところ、あちこちの高校に呼んでいただくので「校長の存在の大きさ」を強く感じます。私を呼んでいただく高校の校長はどこに行っても「熱く、意欲的で、真剣」です。このリーダーシップがあるから、この学校はここまで来たんだ、これから発展するだろうなあ、と思わされます。最近は、そういう校長先生たちにお会いしてお話を伺うのも、講師で出かける楽しみの1つになってきました。