工業高校での研修会

【授業研究】群馬県桐生工業高校に伺いました。色々な面でいつもと少し違って、楽しい研修会になりました。まずは、数日前に、A4、1枚程度の「質問」をいただいたこと。内容は「工業高校は何を目指せばよいか不明です」というもの。その文章はとてもしっかりして内容だったので、これはきちんと応えなくてはいう気持ちになりました。急遽、簡単なレポートを返信しました。A4、3枚になりました。
 駅まで迎えに来てくれたその「質問」を書いた担当の先生にお会いしてびっくり。私はしっかりした文章から40〜50代の先生だと思っていました。しかし、実は20代半ばの先生でした。これは優秀な方だと驚いてしまいました。
 研修会はまずは皆さんの不満や不安を聞くことから始めました。すると、出るは出るは‥
「ALってなんだ?」「俺たち、実習しているよ」「そもそもなんで今、授業改善」等々がたくさんです。そこで、それらを解説していくことにしました。と、言ってもワンウェイではつまらないので、私の短時間講義→グループで話し合い→質疑応答の繰り返し‥。私の独自の視点からの「工業高校における授業改善の必要性」は多くの皆さんに理解してもらえたようです。
 終了後、何人かの先生が声をかけてくれました。「授業改善の研修会で寝なかったのは初めてです!」と声をかけてくださった先生はアメリカの学校の現状も知っている方でした。これは私も知っている情報を裏付ける内容でした。前校長先生で今は大学教育学部で教えていらっしゃる先生は、何と私と同じ大学出身でした。「こんなに質問がたくさんでるとは思わなかった。みなさん、熱心でした」と現校長先生。3時間半の長丁場でしたが、とてもよい感触でした。リフレクションカードが届くのが楽しみです。