反応はさまざま‥

【授業研究】「新しい研修計画書」作成が進みます。「新しいツール」も含まれています。途中で多くの人たちの意見を聞いたり、話し合ったりしています。単純に何かの話のついでに「こんなことをやっているよ」「こんなツールを見つけたよ」と伝えることも多くなりました。すると反応が様々です。昔のことを思い出しました。

 それは2007年に「新しい高校物理授業」を始めた時のこと。まだ「アクティブラーニング」という言葉も日本では知られていない時期のことでした。私も知りませんでした。私は単純に転勤したばかり高校で「成績を上げろ」「選択者数を増やせ」「理系進学率を上げろ」という要請に応えるために、編み出した方法です。

 この授業に対する知り合いの反応は実に様々でした。「ふーん??」と〈わからない??〉という反応の人、「凄いね!素晴らしいよ!!」と絶賛する人、「あんな授業はやめさせろ!」と校長に詰め寄った人‥などなど、でした。幸い、やめさせられることはなく、しばらく進めているうちに、「居眠り皆無」「成績向上」「選択者数倍増」の成果が出てきました。いつのまにか「アクティブラーニングの先駆け」と言われるようになりました。‥すると、あれほど否定的なことを言っていた人たちも絶賛。あれあれ?と感じたものでした。

 そんな動きになったらうれしいのですが‥。ただ、そんな遠くの人たちの反応は私にとってはあまり関心がありません。「高校授業」の時は「目の前の生徒」だけが私の関心事でした。彼らが喜んでくれて成績が上がれば、それでOKでした。現在も同様です。私が支援をする学校や教育委員会、管理職や教諭の先生たちが、喜んでくれて、成果が出ればよいのです。「目の前のことだけに集中する」‥元々、そういう性格の私です。「目の前のことにしか、意識できない‥」という方が正しいかもしれませんが‥(笑)

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