見えてきた組織的授業改善の方法

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【授業研究】津田学園の授業改善支援に関わってから足掛け6年になりました。当初は私にまだ「基本スキル・基本パターン理論」はなく、今振り返ると、かなり古典的な研修会をやっていました。

 あるとき理事長さんから「1人1人の授業を見て指導してほしい」と依頼されて困りました。それが契機となり1コマに3~4人の授業を見て、次の時間にまとめて振り返りをする方法を編み出しました。「基本スキル・基本パターン」発想の一助にもなりました。左上は振り返り時の私の板書です。

 小学校、中学校(6年制)、高校、合同の委員会があります。ここが発行する「AL通信」は33号になりました(左下)。「読解力がイマイチなのです」の相談に応えて編み出した小学生向け「読解力トレーニング用ワークシート」はもう十回以上実践されています。子どもたちの反応は上々。成果はこれから出てくるはず。(右下)

 「インクルーシブ教育」の視点からすっきりした教室前面のホワイトボード。そこにマグネットシートを用いた「内容目標と態度目標提示」。(右上)

 全体研修会には管理職が必ず参加してくれます。私と一緒に授業見学や振り返りに参加してくれたり、校長室で作戦会議もしばしば。教諭の皆さんと管理職の関係もいい感じです。課題はたくさんありますが、それらを改善していく方法もかなり見えてきました。私にも自信が出てきました。

 他の学校の皆さんが編み出した手法もあります。それらを全部知っているのは私なので、それらを関係する学校にこれからは提示していきます。組織的授業改善の手法もおおむね出揃った感があります。理論も同様に整いました。

 まとめる作業で、年末の宿題も増えましたが、楽しいことです。さて、今日は津田学園最終日。生徒向けアクションラーニングに挑戦します。この実験も楽しみです。