【授業研究】8/14のブログで「高度な対話スキルは高度な教科授業で」と書きました。となると、9/23(日)に予定しているセミナーのプログラムはそれでよいのか?と気になり始めました。これはあるイベントでのコミュニケーショントレーニングを見ていても感じていたことでした。自己紹介ゲームのようなことを延々と実施しているワークでした。これは対人関係を整えるためのスキル、就活・初期キャリア向けのトレーニングとしては有効です。しかし、専門的な分野に切り込むための対話スキル、中期キャリアで必要な対話スキルとしては不十分です。
「高度な対話スキルを磨くのには高度な教科授業で」と書いたときに私が意識していた中身は物理学でした。高校の物理でも大学入試問題の中には実に良い問題がたくさんあります。与えられた資料を基にかなり考え抜かないと解けない問題があります。教科書の内容でも「物理(4単位)」の内容は微分積分の考え方が随所に出てきますし、後半の原子にかかわる分野では粒子と波動の二重性の問題も出てきます。これらの課題を生徒に出すことで、否応なしに彼らは高度な対話スキルに少しは踏み込めていた気がしていました。
しかし、専門が異なるセミナー参加者を相手にこれを実施するとなると、そう簡単なことではないような気がしてきました。どんな課題を設定するか。難しくて、かつ全員が共有できる課題が必要になってきます。‥‥書きながら、徐々に解決策が浮かんできました。明日は9/23(日)のセミナーに向けた打ち合わせをします。楽しい内容になりそうです。
・日時 2018年9月23日(日) 10:30 - 16:00
・渋谷区恵比寿西2-3-14 みくに出版セミナールーム
https://www.facebook.com/events/1238780612931513/
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