先生が棒を持って授業する意味は?

【授業研究】最近、多くの現場で授業を見せていただいています。その中には、多くの皆さんは気づかないのに、私だけが気になってしまうことが多々あります。「細かなことが気になるのが、私の悪いクセ‥」なのかもしれませんが、これもその1つです。

 ある若い先生の授業を見に行きました。冒頭からみました。木刀程度の長さ・太さの棒を持って前に立ちました。何をするのだろうか?と不思議な気持ちで見ていると、プロジェクターで映し出したスクリーンの映像を指しながら説明が始まりました。

 「あ、差し棒の代わりなんだ」と納得しました。別のクラスも見る必要があったので一旦その教室を離れて、10分後に戻ってみると、生徒はグループ別に問題演習中。先生は机間巡視。まだ、あの棒を持っています。時々、持ち替える際に大きく振りかぶることもあります。私には「武器」に見えてしまいます。その後、何回かこの教室に出入りしたのですが、常に先生は棒を持ち続けていました。

 私は気になって仕方かないので、一緒に案内してくれる担当の先生や、何回もあっているベテランの先生などに、「どう思う?」と尋ねてみました。誰もが、「なにが問題?」ときょとんとしています。

 「普通、ひとに会うときにあんな棒を持っていたら威嚇ですよ」と話すと、「ああ、そうかもしれませんね」という反応。私には不思議で仕方がありません。こういう鈍さが、暴力(体罰)・セクハラ・パワハラなどにつながるのではないかと感じてしまいました。こんなことが気になるのは「私の悪いクセ」なんでしょうか?

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