「ブラックアウトが効果的」ワンポイント・アドバイス(2)

【授業研究】指し棒で示すより、レーザーポインターで示すより、エアビーム(KOKUYO)の方が多くのメリットがあります。私が意識して使っていることをざっと紹介します。

(1)アニメーションを減らしてポインターで示す。

       アニメ―ションを多用すると時間がかかるし、生徒たちも飽きます。エアビームのポインターの形・大きさ・色を見やすくしておけば、全体を示しておいて、注目して欲しいポイントを次々に指す方が理解を促進します。

(2)ポインターは動かさない。

  レーザーポインターを使う方でポイントを示す際に「ここです!」と要点を丸く囲むように激しく動かすことが多いようです。これは見ている人にはとても見にくいのです。特に遠くの人、視力の低い人には全く見えないこともあります。エアビームはポインターを大きくして動かさないのがコツです。「ここです!」と止めておく方が理解を促進します。

(3)スライドの色は淡く、ポインターの色は強く。

  スライドの背景が全部白だとまぶしくて生徒の目が疲れます。背景色を付ける方がよさそうです。しかし、背景色が原色の赤青黄などだと、どぎつ過ぎます。私は生徒からずいぶんクレームを受けました。それを受けて基本的には、淡いパステルカラーを背景色にして、黒文字で説明文を書くようにしています。その上でポインターの色は原色の強い色にしておくとわかりやすくなります。

(4)ブラックアウトは話し合いを始めるのに効果的。

  エアビームには「ブラックアウト」ボタンがあります。ワンタッチで画面を消すことができます。私は「10分間、説明します。そのあとグループで話し合ってください」などと指示して説明を始めます。区切りにくると「説明はここまでです。では話し合ってください」と指示すると同時にブラックアウトにします。画面が消えると、スクリーンに向いていた目が離れるので、グループの話し合いがスムーズに始まります。(これはPCの「B」を押しても操作できます)

(5)電波が届かないときはUSB延長コードが役立ちます。

  電波受信用のアンテナをPCのUSB端子に接続して使うのですが、時々、動作しないことがあります。最初にやるべきことは電池交換ですが、それでもうまく行かないときの裏技です。1~2メートルのUSB延長コードを使って、アンテナ端子をPCから離します。するとうまく行くことがあります。大ホール・大教室などの大きな会場で動き回って説明するとき、PCから大きく離れる時にはとても有効です。

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公式ページはこちら。→ http://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/pcp/

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