埼玉県に伺いました

【授業研究】先日、埼玉県教育委員会に伺いました。浦和高校、浦和第一女子高校などのトップ校を対象とする研修会の講師として、AL型授業やリーダーシップについて話をしました。半年前までは、埼玉県から呼んでいただくことはほとんどなかったのですが、最近は増えてきました。自分が長年お世話になった県ですから、御恩返しのつもりで、できるだけ日程調節をしています。
 浦和駅に久しぶりに降りてみて、「最初にここに来たのはいつだったかな?」と自問自答すると、走馬灯のように昔がしのばれます。大学に入って、入学式で会場に来たのが初めてだったはずです。その後、空手部のコンパなどで何度も来ては遊びまわっていました。19歳の時のことです。何と、43年も前です!
 で、懐かしくなって、少し時間もあったので、あちこち歩き回りました。もう、昔の面影などほとんどありません。ウロウロしているうちに老舗の本屋「須原屋」を見つけました。このビルは当時のままです。早速入ってみると、内部の構造も変わっていないようです。本棚の配置もほぼ同じなので、昔を思い出します。カウンセリングの勉強をしようと思い立って、ここにきて、カウンセリング心理学の本が並んだ本棚で片端から取り出して眺めていました。その中で、文体がなじみやすくて、しっかりしているので、この人から読んでみようと数冊買い込んだのが河合隼雄でした。「あれは、この本棚だ!」と思い出せるから不思議です。‥思い出話で長くなってしまいました。講師として気づいたことは、改めて述べます。(笑)