「授業 classroom」→「地域 local」→「世界 global」

【授業研究】締切は明日(11/19)の投票のお願いです。「地域に飛び出す公務員を応援する首長連合」主催の「地域に飛び出す公務員アウォード2013」が初めて開催する顕彰イベントに岐阜県立可児高校の浦崎太郎さんと岐阜県内の公務員有志が参加しています。ここで上位入賞すると会員首長の前でプレゼンができるということです。以下のサイトから投票をお願いします。

地域に飛び出す公務員アウォード2013 [No.134] 豊かな学びの共同デザイン(地域資源と教職的技法のリンク推進)
http://t-k-award.sakura.ne.jp/entry/learning/134.html

また、浦崎さんのアピールは以下です。
https://www.facebook.com/taro4031/posts/599637193406772?notif_t=close_friend_activity

  私が推薦する理由を簡単に述べておきます。「グローバル人材育成」が叫ばれていてもなかなかしっくり来ません。多くの高校生にとって「世界」は遠すぎます。また「世界に貢献する」というイメージは湧きにくいものです。
  その理由は「従来の学校の授業」と「世界に貢献する」ことはかけ離れているからです。一日中、周りに友達が40人もいるのに「振り返らず、おしゃべりもせず、ノートをとるだけ」の活動を強いられている生徒達には「世界」も「貢献」も単なる「知識」です。
  まず、「授業」を変える必要があります。「アクティブラーニング型授業(AL型授業)」は「共に学ぶ・共に支え合う」を毎日体験できます。「チームで協力し、チームに貢献する」ことが日常的に理解できるようになります。
   次に、いきなり「世界」ではなく、「地域」が大切です。「地域を知り、地域で生活する」ことを自覚することが、「地域に貢献し、地域を支える」意義を体験的に理解できます。その延長線上に「世界」があることを理解するのは容易になるはずです。
   「授業」を変えるのには「教師」の努力が必要です。生徒を「地域」とつなげるのには「教師」だけではできません。ここに、「地域の自治体との連携」の必要性を主張するところに浦崎さんたちの主張の重要性があります。その方法を開拓し、それを共有しようとする動きは、全国の学校と自治体の利益になるはずです。そのことが、全国で「グローバル人材育成」を現実的なものにする基盤をつくることになるはずです。
   私自身は「授業改善」だけに目を向けてきて、高校教師の時代には地域との連携活動をしたことはほとんどありませんでした。それは「思いつかなかった」こともありますが、「やろうと思っても、どうやればいいのかのイメージすらなかった」ことが大きいような気がします。これは、「授業改善の必要性を感じつつも踏み出せない先生達のもどかしさ」と同じです。それらの先生達は、私の「AL型授業」を見たり、体験したりすることで、「なんだこんなことか。これなら、私にもできそうだ」と始めます。
   それと同様なことが、浦崎さんたちの活動にはあります。是非ご協力ください。