提示する問題は曖昧でもいい。話すこと、質問しあうことで、新しい側面に気づくことが出来る

【アクションラーニング体験会4】会議だと「議題をはっきりさせろ」と批判されることがあります。下手をすると再提案、なんてことになってしまいます。ALセッションでは、最初の問題提示と再定義(問題の本質)が変わるのは「当たり前」のことです。
  会議法の手順は、提案→質問→意見交換(意見の応酬)→採決→終了、です。この方法では、最初から議題に対して賛成する人と反対する人は決まっていて、賛成と反対を表明して、どちらの人数が多いかを争うだけです。国会の党議拘束のようなことも企業や学校の会議でも行われているのではないでしょうか。そうなると、話し合いの中で意見を変えてはいけないのですから、リフレクションが起きるはずもありません。
  ALセッションでは、「問題提示があいまい」でも、「途中で問題にしていることが変化」しても、誰もそれを責めることはありません。メンバーが慣れてくると、その変化がチームにリフレクションを起こしてくれると感じるので、むしろ歓迎されます。その結果、問題提示の話題と全く異なる方向に進むこともしばしばです。