授業見学後のレポート

【授業研究】少し前に伺った高校では、研修会の前にあちこちと授業を見学させていただきました。その数日後、研究主任から「見学で気づいたことをお知らせください」とメール。こんなことは初めてでした。

 これにはきちんと対応しなくては‥と思い、その日のメモを取り出して、簡単なレポートを作成しました。2コマの時間に数クラスを見て回り、その次に研究授業を見学しながらつくつたメモはA4用紙に3枚。レポートにしてみると5ページになりました。

 これは良い学びになりました。今までは見学メモをそのままにしていたので、何か月かすると自分でもメモが読めなくなりますし、ほとんど記憶もなくなります。その前にきちんと文章化しておけば、読み直しもできます。これからは、こうしようと思いました。

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セミナー大成功

【授業研究】みくに出版社主催のセミナーは多くの皆さんの参加で終了しました。午前中に「聴く・話す・質問する」の基礎トレーニングを行い、午後は総合トレーニングとしてのセッションを3回、というのが基本的なプログラム。

 午前の「デモ・セッション」を見て、午後は6グループのそれぞれでセッション。細々したタイムテーブルに沿って「自分たち」でメタ認知を意識しながらテーマに沿って話し合います。これがなかなかうまく行きません。田口さんと私が各グループを回りながら「介入」していきます。これは田口さんにとっても私にとっても新しい体験。なかなかハードなチャレンジでした。

 続けて午後の2回目のセッション。前回とがらりと雰囲気が変わりました。前回の戸惑い、迷走、緊張が解けて、リラックスしてじっくりと話し合いながら考える雰囲気が出てきました。早速、最後の振り返りに「前回のセッションと比較してどんな違いがありましたか?」の項目を入れました。

 そして、最後セッションの前に「2回目のセッションの方がその前のセッションよりうまく行ったと感じた人、手を上げてください」と呼びかけると、ほぼ全員が挙手。これはお互いに自信になったようです。最後のセッションは余裕が出てきました。全体の話し声はボソボソとした感じの声に変わります。これはじっくり考え続けている時のグループの特徴です。

 最後は約30分間の質疑応答。無事に終了です。更にアフターセッションに十数人が残って、じっくり話し合いました。更に、十人程度で懇親会。実り多い1日でした。このプログラムはブラッシュアップして、1つの「新しいトレーニングシステム」にまで仕上げることができそうです。楽しみになってきました。

 ご参加の皆さん、おつかれさまでした。

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満員御礼

【授業研究】本日開催のみくに出版社主催のセミナーは土壇場で申し込みやキャンセルが立て続けに起きたようですが、結果的には満席になりました。ということは、もしかしたら、申し込みができなかった人がいるのかもれません。申し訳ありません。

 正直なところ、この内容で満席になるとは思っていませんでした。出版社の方たちが強力な宣伝活動を繰り広げてくれたことに寄るのだとは思いますが、同時に「対話」「深く考える」などに興味をお持ちの方が多いのだとも感じます。

 これは8月に産能大主催で行った仙台セミナーで、私が「弁証法」をテーマにした時にも感じたことでした。数人しか集まらないと思って企画した分科会に30名の参加をいただきました。表面的な授業スキルの話から、もっとじっくり考えることの必要性を感じる方が増えているのだろうと思います。

 これはうれしいことです。同時に、このテーマで開くセミナーの難しさをひしひしと感じています。たぶん、伝えることはできるだけシンプルにして、参加者が多様に複雑に深く考えることができるようにするべきなのです。しかし、なんなかそれが出来ません。それにこの1週間悩み続けています。

 もうここまで。と覚悟を決めて最終チェックをしています。あとは参加者の皆さんとのリアルなやりとりで対応します。何が起きるか楽しみです。満席で申し込めなかった方、やむを得ずにキャンセルをした方‥たぶんこのセミナーは再び開催されます。次の機会にご参加ください。

◎そのセミナーの案内はこちら。【満席です。ドタ参不可です。m(__)m】

 ・日時 2018年9月23日(日) 10:30 - 16:00
 ・渋谷区恵比寿西2-3-14 みくに出版セミナールーム  

  https://www.facebook.com/events/1238780612931513/

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「生物」でも求められる対話型授業スキル

【授業研究】滋賀県立玉川高校で研究授業の指導をしました。若い先生が気合を入れて準備したのは「生命倫理」に関する話し合いの授業。結論が決まる話題でもなく、生徒たちが互いの意見を聞き、自分の意見を出し、互いに意見交換をして考えを深めるという授業です。生物の教科書の知識を改めて覚えるというプロセスもありませんが、これからの時代には必要な授業の1つなのだろうと思います。

 ただ、この種の授業は「しくみづくり」「資料づくり」の難しさとともに、生徒たちが「本気になって話し合い」をするための一種の演出も必要になるし、互いに人格的な衝突が起きないような安全対策も必要になります。更には、生徒たちが出してくる結論や話の成り行きに対して、適切な「教育的な支援」をする必要もあります。

 私はこれらを「キャリア教育」のプログラム開発をしていた時期に体験してきました。土台になったのは構成的グループエンカウンターやコンセンサスゲームなどの手法でした。昨日の研究協議では、それらの理論や私の体験を交えたアドバイスをしました。教科授業のアドバイスにこのような視点が役に立つと感じたのは初めての事でした。この授業は全体としてはうまく行っていたとは思います。しかし、私の感想は、「このような授業にも先生たちが取り組むとなると、このスキル育成は難しそうだ」でした。

 以前にもあるイベントで似たような授業を提示した先生がいました。これはひどいものでした。提供された資料にはいくつかの間違いが残っているし、進め方も杜撰。でも、参加していたのは善良な高校の先生たちなので、「これは解答不能」と理解しつつも、大人の態度で協力してそのプログラム自体は混乱することなく終了しました。だれも直接、そのことを提示した先生には質問もしなければ、批判もしません。しかし、終了後に私に寄せられた質問と文句は「たくさん」でした。

 似たようなことが学校でも起きるかもしれません。生徒たちは「どんなにつまらないプログラム」でも、滅多に文句は言いません。予定調和的に終わらせればよいことを多くの経験から学んでいます。生徒が文句を言わないから「良い」ではなく、本当に学びになっているかどうか、どんな種類の「対話」をつくろうとしたのか、等々の視点から丁寧に分析する必要があります。

 新しい授業にチャレンジする若い先生たちから、新たに学ぶことの多い研究授業の指導でした。

◎9/23(日)みくに出版主催セミナーの案内はこちら。[もう満席かもm(__)m]

 ・日時 2018年9月23日(日) 10:30 - 16:00
 ・渋谷区恵比寿西2-3-14 みくに出版セミナールーム  

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あれ定員間近?

【授業研究】9/23(日)のみくに出版社主催セミナーはいつの間にか定員36名に対して34名まで申し込みをいただきました。あと2名分の残席です。プログラムの内容から考えると、これ以上定員を増やすことができないので、ご参加ご希望の方はお早めにお申し込みください。何からの事情でキャンセルの方もお早めにキャンセルしてください。

 それにしても「面倒くさそうな」題名のセミナーに多くの皆さんがのご出席希望をいただき有難うございます。資料準備は着々進んでいますが、かなりユニークで「深い学び」になることと思います。何度も繰り返すことができて、参加者も何度も参加することで更にトレーニングができる‥そんなプログラムになりそうです。

 参加予定のみなさん、当日をお楽しみにお待ちください。

◎そのセミナーの案内はこちら。

 ・日時 2018年9月23日(日) 10:30 - 16:00
 ・渋谷区恵比寿西2-3-14 みくに出版セミナールーム  

  https://www.facebook.com/events/1238780612931513/

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「さん」で呼びましょう

【授業研究】9/23(日)のみくに出版主催のセミナーではお互いに「さん」で呼びましょうとお願いします。打ち合わせの時に、呼び方をどうしましょう?という発言が出たので、私は即座に「さんづけていきましょう」と提案しました。実は、ずいぶん以前からそうしたかったのです。

 時々は、「お互いにさんづけにしましょう」とセミナー等でお願いしていたのですが、なかなかうまく進まず、最近はあきらめ気味だったのですが、再びチャレンジします。「対話」をメインテーマにするときにはどうしても対等な人間関係をつくりだしたかったからです。最近は企業内でも「部長」「課長」ではなく、「さん」で呼び合うところも増えているようです。もうお互いに「先生」「先生」と呼び合う学校世界の奇妙なルールもなくしたいものです。

 この話を最近交流が増えている大企業の方に話したら、「うちは社内では、さんづけです」と、「小林さん」と呼んでくれ始めました。「私が切り替えにくいなあ~」と言っていた秘書のYさんも「小林さん」と呼んでくれ始めました。私は「先生」と呼ばれるより、この方が落ち着きます。

◎9/23(日)みくに出版主催セミナーの案内はこちら。

 ・日時 2018年9月23日(日) 10:30 - 16:00
 ・渋谷区恵比寿西2-3-14 みくに出版セミナールーム  

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オンラインで研究会に挑戦?

【授業研究】最近、ひとつの学校に継続的に指導に行くことが増えてきました。その中には数人のメンバーでの継続的な研究会を続けてるケースもあり、なかなかうまく行っています。同様なことをやりたいと別の学校から依頼を受けたのですが、ここはなにしろ遠い。悩んで提案したのがオンラインでの研究会です。昨日は、それができるかどうかの実験でした。

 私は自宅からアクセスし、先方は学校の職員室からです。あっさりとつながり、音質や画質の確認し、数人対1人でどうすればよいかについて、様々な問題点を指摘し、解決策のアイデアを出しあいました。

 なんだかさほどの難しさもなくあっさりとできそうです。この方法を一般的に使えるようになれば楽しいことになりそうです。あとは「対話の質」を以下に上げるかです。またひとつ研究課題ができました。楽しみが増えました。

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 ・日時 2018年9月23日(日) 10:30 - 16:00
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