中学・高校の授業見学

【授業研究】新しく関わることにした学校の授業をアポなしで見学しました。最近の私には、板書しながら先生が説明し続けていて、生徒はノートをとり続けているか寝ている、という授業は「10年以上の前の私の姿」なので、懐かしい気持ちと「なぜ、こういう授業をしているのだろうか?」と不思議な気持ちになります。

 それでも先生たちが不真面目なわけではないことは話してみるとよくわかります。皆さん、教師としての仕事をきちんとやっています。上司や先輩の指示通りに、モデルの先生を見習って何年も続けてきたことなのだと思います。

 それを脱却するのはそう簡単ではないのだと思います。新しいチャレンジをすると次々に出てくる「新しい問題」があります。それを乗り越える方法は全て「新しい方法」ですから、失敗も増えます。不安も募ります。

 私の役割は、その皆さんを安心させ勇気づけることだと強く感じるようになってきました。そして、具体的に「教える」こともするし、「チャレンジさせる」こともするし、「任せる」こともする‥などの相手の上達段階に応じた対応か必要になります。‥と考えていたら、昔々、教えてもらった「メンタリング・プロセス」そのものであることに気が付きました。

 実践から学ぶことの楽しみが着々と積みあがります。

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代ゼミとベネッセのことも

【授業研究】新幹線で移動することが多いのですが、品川駅・新幹線改札内三省堂書店はビジネス書が充実しています。並べ方も上手なので、時間のある時は立ち読みをしています。昨日は余裕があったので文庫本のコーナーにも入り込んでいるうちに、この本を見つけて買いました。その理由は目次に研究対象の大企業の中に、「代ゼミ」と「ベネッセ」が入っていたからです。

 その2つの項目は名古屋までの間に一気に読み切りました。実に鋭い切り口です。著者は『日経ビジネス』副編集長、日本経済新聞社編集委員などを経て2017年より現職の方です。「記者の価値は駆けつけた距離に比例する」の精神で現場を大事にしている方です。丁寧な取材をうかがわせる記事と明快な文章は読みごたえがあります。

 学校の先生たちにもお勧めです。1つは仕事上のお付き合いの深い両者がビジネス社会や日経新聞の目からはどう見えているのかを理解しておくのも大切なことだと思うからです。もう一つは、「時代が変わっている」とは言うものの、なかなか具体的な事を子どもたちや保護者に例示できないと困っている先生たちが知っておくと役立ちます。

 

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2日間のセミナー終了

【授業研究】2日間のセミナーが終了しました。つかれました。しかし、充実感はいっぱいです。同時にチャレンジしたい課題がたくさん見えてきました。

 基本的には今回のセミナーで課題にしたことは、参加した皆さんのニーズに応えていたことは確実でした。この点では色々な仮説を確かめることができました。

 同時に、もっと質を上げる方法も見えてきました。また、チャレンジします。2~3やれば、1~2冊の本にまとめて多くの方に提供できる内容になりそうです。実に楽しい2日間でした。まだ疲れが残っていますが、気持ちはとても明るくなっています。参加された皆さん、ご協力ありがとうございました。

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連続セミナー初日終了

【授業研究】みくに出版社主催の連続セミナー初日が終了しました。初日は「田口さんの現代社会の授業体験」+「授業者を傷つけない振り返り会」でした。田口さんの授業は「説明を最小限にする」「教科書通り」「安全安心の場を重視する(生徒の自己肯定感向上を重視)」「時間コントロールを丁寧に行う」「受験勉強に対応できる仕組みにする」‥などの点では、私の発想とほとんど同じでした。

 「振り返り会」では、たくさんの質問が出て、「深い学び」を楽しむことができました。終了後の食事会の中で、「振り返り会」の改善点のアイデアも1つ得ることができました。

 今日は午前中から2日目のセミナーです。こちらが大きな挑戦です。どんな展開になるかわからないという計画です。うまく行けば対話の大きな効果が得られそうです。私が何をどう話すかが重要になっています。さてさて、どうなることやら‥。

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担当者が裏で工作??

【授業研究】少し前に伺った高校からリフレクションカードが届きました。そのメールによると「質問が続々と出たので、担当の私が裏で何か工作をしていると思った、と校長が言っていました(笑)」とのこと。

 「それほど活気があり、職員全体に良い刺激になったと思います」という感想はうれしいものです。90分間でも、グループワークを取り立ててやらなくても、「主体的・対話的な学び」を実現する方法はだいぶ確実なものになってきました。スキルもそれほど難しいものではありません。「次の次の本」には詳細に書きたいと思います。(笑)

 メールはさらに続きます。

「研修会後,やや懐疑的な感想を漏らしていた再任用の先生が,

 とりあえず試しにやってみようとチャレンジしています。

  4人グループでプリントをやる形式ですが,

  毎回書かせる生徒の感想は上々とのこと」

 これは実にうれしいことです。

ここにかなり一般化できそうな事実がいくつかあります。

(1)懐疑的でも「やる人」はいる。

 「試しにやってみるか」ということを許容する雰囲気が大事。

  これを「指導案を書け」などと言うと芽が摘まれます。

(2)ベテランにはうまくやれる人が多い。

  この事例に限らず、私の研修会の翌日から始めたという人の大半は、

  50代、60代です。長年の生徒指導の経験がものを言います。

(3)「4人グループで‥」。とりあえずの形式はなんでもOK。

  理論書や講師の話の通りにやる必要はないのです。

  できそうな形で取り組むことが大切です。

(4)「毎回書かせる感想」。要するにリフレクションカードです。

  これを「毎回」というのはすごいことです。生徒たちに振り返りと

  「深い学び」を促すことになり、授業者にも同様のことが起きるからです。

 研修会講師としては、90分間の短い時間でも、与えられたミッションは果たせたようです。「プロとは与えられた条件の中で目的目標を達成する人の事」という恩師の言葉を少しずつ実現できつつあるようです。

 恩師は「『〇〇が足りないから、できない』と言い訳をする人はアマチュアよ!」と切り捨てていました。(笑)

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小学校での研究進むかも‥

【授業研究】逗子市教育委員会のSV(スーパーバイザー)の仕事の一つとして、指導支援などの担当の皆さんとの研修会を実施しました。多様な参加者との打ち合わせで、どうなることかと少々緊張していたのですが、和気あいあい。

「態度目標ということばより活動目標という言い方の方が良いかも」

「小学校では『めあて』というから、それにつなげる手もある」

「低学年の子には、『しゃべる、質問する‥』の6つは多すぎるかも」

「段階的にとか、表現変える方がよさそう‥」

 などの色々な質問や意見をいただきました。これは興味津々。私の授業モデルの小学校版ができるかもしれない、という気になってきました。楽しみが倍増しました。ご参加の皆さん、ありがとうございました。

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7/7(土)セミナーのテーマ決定

7/7(土)に産業能率大学授業力向上セミナーがあります。私もそのうちの1つの分科会を担当します。内容を何にするか考えていたのですが、少し前に書きあげた原稿が出版される直前であるので、この本の内容をテーマにすることにしました。

 昨年も新しいテーマで実施しました。最近は、毎年新しいテーマにチャレンジしています。今回は「授業改善を支えるのは担任の指導だ」という考え方に立ち、その「担任活動」がどうあるべきかについて考えます。更に、教室ですぐに使えるワークシートを満載した本なので、これらの使い方を実際のワークを通して体験的に理解してもらうことにしようと思います。

 詳細が決まって、申し込み受付が開始されたら、改めてご案内します。

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