主体的学びへのヒント:生徒が興味や意欲を高めるアプローチ

【授業研究】例えば、こんな考え方です。
「学ぶことに興味や関心を持つ」の主語は生徒です。
これを実現するために、多くの先生たちは生徒を引き込むために、
派手な実験から始めるとか、面白そうな動画を見せる、
ことを始めます。

それは「悪くはない」のですが、
「毎回異なるテーマ」に対して、
その準備をしていくのはタイヘンな労力です。

逆に私は高校物理授業では
そんな仕掛けをすることは滅多にありませんでした。
でも、生徒たちは居眠りもせず、みんなで協力し、
確認テストで満点を取って笑顔で帰っていきました。

それに関わりそうなことで私がやっていたことは、
「始業チャイム前に入室する」
「個々の生徒と笑顔で挨拶する」
「チャイムと共に本論に入る」
「最初からグループ席、いつも対話をさせる」‥
でした。

つまり「興味関心を持たせるために毎回惹きつける仕掛けをする」
事が大事なのではなく、
「興味関心が薄れる、他に意識が行くようなことをしない」
事が大事な気がします。

先生が遅れてくれば生徒たちは「自分たちは大事にされていない」
と感じます。逆に迎えてくれて笑顔で挨拶してくれれば、
「大事にされている」「受け入れてもらえている」と感じます。

その気持ちの生徒たちに「今日のテーマはこれです。
いつものようにみんなで協力して、確認テストで満点取りましょう」
と言えば、素直に入ってくるということだろうと思います。

小学校ではこの段階で「めあて」を先生が書いて、
子どもたちにノートさせます。
子どもたちを見ていると、これが結構、
ストレスのような気がします。

中学・高校では「起立・礼」です。
先生によっては怖い顔をしてにらみつけ、時には叱責。
これでは「安全・安心の場」ではなくなります。
興味関心も高まりません。
先生たちは生徒の興味関心を低下させる言動を減らして、
笑顔で接していけば、「生徒が授業内容に興味関心を持つ」
のは簡単なことなのではないかと、ますます強く感じています。

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