京都外国語大学に伺いました。

【授業研究】もうすでに何回も研修会を行っているとのことでしたから、私は「授業者としての態度・スキル」に重点を置いて説明しました。高校以下では当たり前に必要なことですが、大学ではどうなのかと心配していましたが、そんなことはありませんでした。
 むしろ、最近大学に呼ばれていても、このことの方が喜んでもらえるという気がしてきました。例えば、「今日は調子が悪いのでグループワークをパスして良いですか?」と学生・生徒が言いに来たら、まずは「良いですよ」と答えましょうと話をしました。「どうして?」と質問すると、「理由の言い方によって許可されるかどうかが決まるのだ」と学生・生徒は不安になるからです。
 更には、このやりとりを周りの学生・生徒も見聞きしていますから、先生がまず「いいよ」と言ってくれたことが伝わります。「私の時もそうしてくれるに違いない」と安全安心の輪が広がります。この種のやり取りは、私にとっては、もう20年以上前からやっている当たり前のやり方です。でも、こういうことがとてもお役に立ったという感想をいただきました。
 私がやるべきことが、だんだんと明確になってくる気がします。