それぞれの学校が抱える課題は‥

【授業研究】最近、いくつかの学校に継続して関わらせていただくことが増えてきました。1回だけの研修会でもある程度の効果は感じています。その後の連絡でも事実が伝わってきます。それでも、継続的な支援の方が効果は大きいと感じています。

 その時に私が大事にしているのは、「その学校の状況と課題」です。カウンセリングで「目の前の人を大切にせよ」と叩き込まれてきた成果です。文科省が言っていることや、理論書に書いてあることをそのまま伝えるのではなく、自分の得意スキルを押し付けるのでもなく、「その学校の課題」を理解し、「できること」から取り組むようにしています。

 時には、課題がとても大きく戸惑うこともあります。しかし、それを管理職やコアチームの人たちと丁寧に話しあい、共有し掘り下げていくこと自体が変革の第一歩です。当然、各学校ごとに目的・目標も、実施計画も手法も様々です。「目の前の人たちに合わせて」一緒に考えていくことになります。カウンセリングの心構えと、アクションラーニングのスキルが役立ちます。

 そして25年間の高校教諭生活の中で、生徒指導(生活指導)、進路指導、教育相談、保健指導、図書指導、担任業務、学年主任、生徒指導部主任などを経験できたことや、県教育委員会・教育センター等が主催の各種研修会で講師を務めたこと、県全体に関わる調査研究に参加したこと等々が実に役立ちます。

 何より役に立っているのは、自分自身の授業改善を成功させ、授業研究委員会の一員として組織改革に挑戦して大きな成果を上げてきたことです。私にとっては、25年間の県立高校教諭の経験は実に楽しくて、たくさんの学びができた期間でした。その体験と学びが退職後の私のさらなる学びと挑戦を支えてくれています。ありがたいことです。

◎以下は「都内での新しい講座」の案内です。

★「入門講座1」2017/11/11(土) 16:00~19:00 東京・恵比寿

  「こくちーず」はこちら→ http://www.kokuchpro.com/event/ALK1111/

★「入門講座1」2017/11/12(日) 13:30~16:30 東京・恵比寿

「こくちーず」はこちら→ http://www.kokuchpro.com/event/ALK1112/

◎「入門2」はこちら→ https://www.amazon.co.jp/dp/4382057477

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