授業研究AL&AL

先生たちの授業力向上・担任力向上等に役立ちます。

なぜ授業の構造が生徒を変えるのか?⑴

【授業研究】※可愛い絵は原稿を読んだAI(Copilot)が作ってくれました。

第3週 小林の高校物理授業の具体的構造
第1回 「説明(15分間)→問題演習(35分間)→振り返り(15分間)」の意味は何か?

 私が「居眠り皆無」「成績向上」「選択者数倍増」「赤点消失」等々の成果を上げた「高校物理授業」の秘密は以下に述べる「仕組み」にありました。毎回変化に富んだ授業にすると教師の準備もタイヘンですし、生徒たちも「学びのパターン」が変わるので苦労します。私は高校2,3年生の「物理Ⅰ」「物理Ⅱ」(当時)を表題のパターンで続けました。
 これによる効果は以下です。⑴教師の腕が向上する、⑵生徒の学びのスキルが向上する。しばしば質問されるのが「飽きませんか?」。楽しくて、成績が上がり、生徒たちか喜ぶ授業を飽きるわけがありません。生徒たちは3年生の終わりまで「物理は楽しい!」と言っていました。ついでに。この授業は「宿題なし」「放課後の補習なし」「夏休み等の補習のなし」でした。放課後に質問の列が並ぶこともありませんでした。

〈年間目標・態度目標・内容目標の提示〉

 年間を通しての目標は「科学者になる」、態度目標は「しゃべる、質問する、説明する、動く(席を立って立ち歩く)、チームで協力する、チームに貢献する」。それにその日の「内容目標(わかって欲しいこと)」も明示しておきました。生徒たちはプリントをとって着席します。席は6台の実験テーブルでグループ席でしたが、自由席にしていました。

〈板書・ノートなしの説明〉
 始業チャイム終了と同時に「挨拶は省略(*1)して、15分間の説明をします。pptを使います。スライド内容は印刷して配布してあるので「板書・ノートなし」です。演示実験もこの中で行います。この説明はいわばガイダンス。生徒たちは内容理解までは進みません。

〈立ち歩き自由の問題演習〉
 その後、35分間の問題演習です。プリントにある4題の練習問題をやりますが、生徒たちは解けません。そこで教科書を読み、友達と相談しながら解いていきます。手が止まっている友達がいれば「教えてやろうか?」と声をかけ、グループ内で解けなければ他のグループに応援を求めます。確認テストが近づくと騒がしくなります。

〈確認テスト・相互採点・リフレクションカード記入〉
 確認テストは練習問題のダイジェスト問題が2題。資料を見たり相談したりもあり。終了後は交換して採点。採点のルールはユニーク。「合っていれば丸」「間違えていれば直してあげて丸」、最後は「100点と大きな花丸」を書いてあげて返却します。これは「自己開示を容易にする」ための大事な仕掛けでした。

 最後はリフレクションカードを記入して終了です。リフレクションカードの質問は以下です。「1 態度目標に沿って活動できましたか? 感じたこと・気が付いたこと・次にやりたいとこは何ですか?」「2 内容目標は理解できましたか?感じたこと・気が付いたことは何ですか?」これで終了です。終わったことから、確認テストとリフレクションカードを教卓の上に提出して解散です。私は教卓にいて一人一人のカード等を受け取っていました。「先生、満点!」「俺も満点!1つ間違えたけど(笑)」とにぎやかでした。

(*1)学校としては「起立・礼」を徹底することになっていました。そこで校長と生徒指導部主任に「物理室には必ず私が一番乗り。機器のセッティング等をしながら生徒たちとあいさつする。だから、起立・礼を省略させてください。授業時間を1分も無駄にしたくないのです」と依頼し、許可を得ていました。

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