授業研究AL&AL

先生たちの授業力向上・担任力向上等に役立ちます。

3 授業が上手い先生は担任もうまいのはなぜか?

3 授業が上手い先生は担任もうまいのはなぜか?

⑴授業者スキルはパターンを先生が主導してつくる
 どこの学校に行っても「授業がうまい先生は担任やってもうまい」という話を聞きます。私もそういう先生たちを何人も見てきました。昔は「優秀な人は何をやってもうまいんだなあ~」程度にしか思っていませんでした。しかし、教師スキルを理論化することで、その構造が理解できるようになってきました。

 その理由は、授業者スキルはパターンを教師主導で決めるからです。「始めます。最初は説明するから聞いていてね。次は問題演習をするよ。その時は友達同士で協力していいよ」という具合です。そして、時間になれば「終了です」と終わらせます。このように、授業者が主導していくので「技(スキル)」を身に付けやすいのです。

 そうやって、話す、聞く、質問する、質問に回答する…という技(スキル)を身に付けることができます。しかし、担任スキルはそうはいきません。廊下で突然、担任しているクラスの生徒が泣きながら相談に来るかもしれません。お茶を飲んでいるときに、電話で「先生、助けて」と言われるかもしれません。こんな時には技をきちんと「創り」、「使える段階」まで来ていないとうまく対応できないものです。

 従って、授業者スキルをきちんと鍛えて身についている人は、パターンを決めることができない場面でも、うまく対応することができるのです。このような意味で、まずは授業者スキルをきちんと練習して身に付ける事をお勧めします。

⑵ 教師スキルの大半は普通の社会人スキルだから見落とされがち
 例えば、空手の突きや蹴りという動作は日常生活にはほとんどありません。他の武道の技もスポーツの技も同様です。つまり「特殊な手足の使い方」を身に付ける練習をすることになります。それは好奇心を掻き立てられます。自分が「特別な技を身に付けるのだ」という格別な気持にもなります。

 しかし、教師スキルにはそんな「特別な技」はほとんどありません。「挨拶する」「説明する」「時間を守る」「笑顔で接する」などは、ごく普通の「社会人スキル」です。それだから見落とされがちです。しかし、そんな普通の社会人スキルも「常に」「正確に」「誰にでも」「体調や気分に左右されずに」…使うとなれば、これは格別です。

 私自身も、社会人スキルを技として身につけるまでに時間がかかりました。印象的だったのは、センパイに教えてもらった「明るく、いつも、先に、ついでにひと言」です。初めて聞いた時には「簡単!」と思いました。しかし、「いつもできるように」なるのには数年かかりました。また、廊下を歩くとき「いつも暇そうに歩く」も元々せっかちの私には大変な練習でした。2-3年たって廊下ですれ違った生徒が「小林先生、いつも暇そうですね~」と言ってくれた時にはとてもうれしかったことを今でも忘れられません。ようやく「社会人スキルを身に付けたかな」と思ったものです。

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