古い資料にどきり

【日常の記録】必要があって古い資料をひっくり返していました。偶々見つけたのは「相談係」の記録ファイル。毎日の活動記録がきっちりと書き込んであります。

 20年以上前です、すでにワープロを使っていました。しかし、この記録はきれいにペンで書きこんであります。毎日、3~4時間の教科授業やLHRをこなしていますが、その空き時間の大半は「個別面談」をしています。昼休みや放課後もやっています。

 生徒の氏名も相談内容も書いてあるので、読むと大半は思い出します。初めて精神疾患の初期の生徒に会った時の記録もありました。忘れられない思い出です。中には先生の相談を受けた記録も何件もあります。これも読むと思い出します。この時の私は40代半ば。こんなに同僚の先生たちと話していたんだと、ちょっと驚きました。

 この時期には相談係としての仕事だけではなく、教科授業改善にも力を入れていました。特に、AO入試で進学実績をあげるために新しい指導方法を編み出し、成果をあげていました。「キャリア教育」をテーマにした「総合的な学習の時間」のプログラム開発も手掛けていました。時々、研修会講師として外部に出かけ始めたころでもありました。後に初めての単著になった生徒向けのコミュニケーション・トレーニングを始めたのもこのころでした。とてつもなく勉強していた時期です。

 懐かしい記録ですが、個人名が入っているので捨てるわけにもいきません。時間がかかりそうですが、少しずつシュレッダーにかけることにします。