【授業研究】最近の私は色々な組織と関わっています。トップ、ミドル、若手、初心者‥色々な立場の人たちと交流します。多くの場合、私は組織内の人間ではないので、ほとんど権限がありません。そんな中で2つの面白い出来事が同じ日に起きました。
1つは、あるオンライン講座内での出来事。私が講師として続けている講座がぼちぼち終了。しかし、組織全体の構成が変わるらしく、私の講座が続くのかどうかわからないとのこと。メンバーからは「それなら会員をやめようかな」という声も出てきます。それは私としてはちょっと困ります。その他にも会の仕組みが不自由‥などの愚痴も出てきました。
そこで私は組織のトップに連絡。「‥‥という状況です。私はどうすればよいですか?」と質問。すると「今まで通り続けてください」との返事。仕組みのことも「それに対する制限はありません。どんどんやってください」とのこと。すぐにトップはミドルリーダーに指示してくれたようです。来期はもっと自由にやれそうです。
2つは某教育委員会の非常勤講師などへの支援策。指導主事さんの発想を基に、私は新しくてユニークで役に立ちそうなアイデアを提案。主事さんは喜んでくれていました。とはいえ、組織的な調整が気になっていました。
結果は「ダメ」でした。全く組織の壁は厚いものです。主事さんはガックリ。でも、私は「その方がいいかも‥」と次の案をいくつか出しました。主事さんは「なるほど、やってみます」と笑顔に。
実は私もこの方が自由度が高くなるのでうれしいのです。トップダウンでやろうとしていたことが、ボトムアップになると見えてくる方向性が大きく変わります。私ももっと楽しくなってきました。
立ちはだかる壁が、一瞬で開く感じは楽しいことです。それが同じ日に2つ起きるのは珍しいことです。楽しい1日でした。