地味で凄い授業

【授業研究】着々と進むM先生の英語の授業を久しぶりにリアルでみせてもらいました。50分間、生徒たちは学び続けます。読む、書く、話す・聴く、グループで協力する‥。先生が目立つ部分はほとんどありません。でも、生徒が遊んでしまう場面は一瞬もない‥。その背景には緻密に計算された先生の意図と技があります。

 「生徒が主体的に学ぶ」というのはこういうことなのだろうと思います。生徒たちは「先生がすごい」と思うより、「私たちはすごい」と思っているのではないかという気がします。それがいい、と思います。今後の発展が楽しみです。

 珍しく空手家時代の懐かしい感覚に浸っていました。昨年見せてもらった時よりも、M先生の「技」は精密さを増しました。意図的に磨き上げていることがわかります。この感覚は私が空手のトップレベルで活躍していたころの感覚に似ています。ライバルたちに大会などで会うのは1年に1~2回。予選などで彼らと当たることはないので、ライバルの試合をじっくりと見学します。他の人にはわからないけど、ライバルの技が以前より鋭くなっていることがわかります。猛練習を積み重ねてきたんだなあとうれしくなります。決勝戦で対戦するのが楽しみになっていました。‥そんな時代のことを思い出していました。