月刊誌連載2年間終了

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【授業研究】この雑誌では5年間ほど「監修連載」を担当していました。これは研修会講師で伺った学校の校長先生に「書いてくれませんか?」とお願いしていくだけの仕事でした。自分で書くのは年間1~2回という楽な仕事でした。2019年の年末に「もう大学も退職するし、このあたりで終わりにしませんか?」と持ち掛けました。

 すると「そうですね」の第一声。ほっとしかけたところで出てきた提案は「今度は小林さんが毎回執筆しませんか?」でした。当時は「基本スキル・基本パターン」の理論的な研究がようやく軌道に乗りそうな感覚を持ち始めていた時期でした。書きながらも考えを深めるにはとても良いお話だと思い、お引き受けしました。

 連載を始めた2020年の4月からはコロナ禍でオンライン研修会の方法を開発しつつ、その考え方や効果などについて書き続け、その合間に「基本スキル・基本パターン」についての考え方を断続的に述べました。

 2021年度は新しく色々な組織からいただいた仕事が私の考えを深めてくれることになりました。「TAGURUという新しいオンライン・ツールの開発」「学校の組織状態を診断するテストに関わる〈振り返り方の開発〉」「GCS(グループ・コンサルティング・サービス)の指導」「小林昭文授業改善ゼミ(オンライン)の指導」、それ以外にも数年前から継続している学校や教育委員会単位の研修会講師もあります。これらを通して書きたいことが途切れることはありませんでした。むしろ、この数か月は書きたいことがありすぎるくらいです。

 連載1回の分量は雑誌4ページ分。字数にして約4,500字、原稿用紙約10枚は私にとってはちょうどよい長さです。私はこれまで2回連載を経験してきました。1つは埼玉県内の教員向けの「地方版・教育新聞」、もう1つは教育相談・カウンセリングを中心にした「月刊学校教育相談(ほんの森出版)」です。いずれも2年間連載していました。これらはそれぞれ私の活動の意識化、文章力トレーニングにとても役立ちました。「発表原稿を書く」ということメリットはとても大きいので、多くの教職の皆さんにおススメしたいものです。

 そんな私ですが、「連載3年目」は初めての経験です。ありがたいことに書ききれないほどたくさんの「書きたいこと」があります。新しいこと、ユニークなこと、そして現場に密着していることを書き続けます。読める環境にある方は、ぜひお読みください。