現役時代のような感じ

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【授業研究】色々なオンライン講座を担当していますが「みんなのオンライン職員室」の講座は2期目。ここの面白さは受講生だった方が次の世話役になってくれることです。現在は前の世話役の方と新しい世話役の方のお2人です。2人とも教員です。

 主にこのお2人と私とで講座の仕組みを考えていきます。というより、お2人からのリクエストに応じて私のできることややりたいこととすり合わせをしていく感じです。その結果、第2期では「誰かの問題をみんなで考える」ことにしました。質問を中心にして考えるために色々な工夫をしていますが、内容としては「生々しい現場の問題」を取り挙げています。問題を提示した人が質問に答えながら問題を明確にできたらひと区切りです。そのあと私がアドバイスをしたり、質疑応答をしています。

 このやり方は良い意味で「教師中心」です。教師が集まって、自分たちが受けたい講座を自分たちと講師と一緒になって考えていくわけですから。私にとっても「みんながそれに興味があるなら、そうしましょう」というのがニードに対応している気がします。その結果、現在進行している第2期は、第1期とは内容も進め方も全く異なるものになっています。それを皆さんがとても楽しんでいるように感じます。

 何回かやっていくうちに、現役高校教師の時にやっていたこととほとんど同じことをしている感じがしてきました。私は校内では教育相談の係でしたし、全県の研究会の事務局長も務めていたので、校内外の様々な問題の相談を受けていました。カウンセリング対応をする、専門家にリファーする、スーパーバイズをする、コーチングをする‥実に多様な役割をこなしていました。4階建ての特別棟の4階の隅の物理準備室はその場としては最適でした。

 今はこれをオンラインで簡単にできるようになりました。1対1でもできるし、グループでもできます。おかげで私は現役の時の感覚のまま、皆さんと話をしています。それが多くの人たちのお役に立っ立てることもうれしいことです。

※昨年秋から継続しているオンライン連続講座の案内は以下です。
◎「みんなのオンライン職員室」はこちら→ https://minnano.online/
◎「Find!アクティブラーナー社」はこちら→https://find-activelearning.com/
◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)」は
  こちら→https://www.amazon.co.jp/dp/4382057744/