各社からのOKに感謝

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【授業研究】昨日(2021/3/16)のブログに書いたようにいつになく月刊誌の原稿を早めに書き上げたのは、その中で言及する数社の取組やツールについて紹介しているからです。社名も商品名も出してはいないものの、なにか表現に問題がないとは言い切れません。全体の文脈との兼ね合いもあります。そういう話の中では出してほしくない、ということもあります。

 こういうことを気にするようになったのは教育相談(カウンセリング)について学び、研修会の事例研究用の事例を作ったり、雑誌や新聞等に原稿を書くようになってからです。この分野では実際の事例を基に書くことが多くなります。しかし、プライバシーの保護には最大限の注意を払う必要があります。

 ある出版社の編集の方からこんな話を聞いたことがありました。学校の先生が、個人が特定されないように書いた記事を雑誌に掲載した時のことです。発行直後に読者から電話。「この記事にあるのは私の親戚の子どもの話ですよね」。これが図星。編集者は青ざめたと言います。青ざめながらも「詳しいことは言えませんが、そのお話とこの事例は細かなところで異なっています。違う事例のことですよ」と答えて乗り切ったいう話です。この話を聞いたのはもう30年以上も前の話です。今でも強烈に焼き付いています。

 ビジネス社会の話もどこで商品開発の秘密が漏れるかわかりません。会社同士の関係は複雑で、様々な形でグループ化され、相互に対立しています。単にトップが別組織のトップは嫌いというだけで「絶対に協力しない」という話を、実際にトップご自身から聞いたこともあります。唖然とします。

 そんなこともあり、早めに原稿を書いてあちこちに「こう書いても良いですか」と打診したわけです。結果はすんなりOKがでました。私が各社の商品やツールをどう活用しようかとしているかの全体像が見えたので、ますますやりがいを感じたというメールもありました。うれしいことです。関係各社の皆様に御礼申し上げます。この原稿が掲載されるのは「月刊高校教育(学事出版)」の5月号、4月中旬の発売です。お楽しみにお待ちください。

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