授業改善運動の「その次は」?

【授業研究】継続して支援しているいくつかの学校では具体的な授業改善の動きが明確に見えてきました。これはこれでうれしいことです。多くの場合、なかなか第1歩を踏み出すことすら困難だからです。

 その意味では最近説明し始めた「基本パターンと基本スキル」「基本スキルの意義付けの変更」などがとても効果的であることを感じています。ある意味では意外に簡単に変化が出てきたということです。

 これまではここに苦心惨憺してきました。この壁を比較的簡単に乗り越えられることがわかってくると、「その次の目標はなに?」と考えるようになりました。それはハウツーの「その次は?」の問いかもしれません。

 今、何となく考えている「その先」のイメージです。
・教員の中に「理論学習グループ」をつくる。
  本を読んでまとめる、実践してみて成果をレポートするなど
・コアチームを基に「指導者育成」をする。
  「小林が指導する」から、同僚同士で相互支援ができるようにする
・スキル・トレーニングを校内で常態化する。
  質問トレーニングを空いた時間に小グループで繰り返す、
  生徒にも広げる
・生徒とともに授業改善を継続する仕組みを作る。
  生徒や保護者の意見を聞く、一緒に取り組む
・記録を残す、発表会を実施する
  校内の記録だけではなく出版できるようにする
  ただの「見せる」「楽しむ」イベントではなく、研究仲間を広げる

 まだ、ぼんやりしたイメージです。現場の皆さんたちと相談しながら明確化していきたいと思います。

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