【授業研究】6年間の大学教授としての生活がそろそろ終わります。2度目の定年退職の気分です。60歳で高校教諭をやめる時には先行きについてかなり不安でした。(大学教授のお話をいただいたのは高校教諭を定年退職してからしばらくしてからの事でした)
現在は67歳ですから、その時よりもしんみりした退職になりそうだと予想していました。しかし、現実はとても慌ただしくて賑やかで明るい退職間際です。色々なことを少しずつ書いていこうと思います。
1つは新しい仕事のお話です。数年前に新しい授業について質問をいただき何度もリアルやオンラインで話し合った知人のAさんがいます。Aさんとはその後ほとんど会うことはなくなりました。たまにオンラインで挨拶を交わす程度でした。そのAさんから1週間ほど前に「少し手伝ってほしいことがあるのですが」と声をかけてもらいました。質問の内容は「オンラインで質の高いワークショップを実践するにはどうすれば良いか?」でした。
チャットで何回かやり取りし、Aさんが取り組んでいるオンラインのワークの見学もし、ZOOMで話し合いもしました。その結果、私の経験はかなり役に立つことがわかりました。それはカウンセリングのトレーニングとして学習し続けていた「エンカウンター・グループ」です。一時期の私はこのグループダイナミクスに夢中になって取り組んでいました。その分野のトップの先生たちに直接手ほどきを受けていました。その時に学んだことで質問に答えられることがたくさんあることもわかりました。Aさんの依頼に応える「仕事」ができそうです。このことについても発信し続けることができそうです。
4月以降の仕事も少しずついただいています。スケジュールも着々と埋まっていくのは本当にありがたいことです。同年代の友だちの大半は引退しています。悠々自適の生活を楽しんでいる友人もいます。「まだ働くの?」と言われることもあります。「私は働いているほうがたのしいからね。せっかく声をかけてもらえるうちは働きたいね」と答えています。ありがたいことです。
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