「先生、私、新型肺炎かも」

【授業研究】2~3日前のヒヤリとした話です。大学1年生の担任しているクラスに中国からの留学生がいます。話題の武漢に比較的近い地域から来ています。

 その日は朝から忙しくて、スマホをほとんど見ることなく仕事に追われていました。夕方になってチェックするとその1年生からラインメッセージが入っています。

「先生、大変です」

「私、新型肺炎にかかったかもしれません」

「まだ熱は出ていませんが咳がひどくなってきました」

「これから病院に行ってきます」

 え?もし彼が感染していたらどうなるのだろう?クラスの中にも感染した学生がいるかもしれない。私が感染していたとしたら、研修会講師であちこち広範囲に移動している。私自身が国内でまき散らしていることになるかもしれない‥。焦ります。

 さっそく電話。応答がありません。なんで?悪い想像が広がります。

 しばらくして留学生から電話。

「先生、病院に行ってきました。新型肺炎の可能性は極めて低いと言われました」

「あ、そうか。よかった~」

「はい。ご心配おかけしました。でも、試験終わっても帰れないかもしれません」

「ああ、そうだよね~。それも残念だよね」

 最悪の事態は避けられました。今朝のニュースでは中国は旅行制限も始めたとのこと。この学生は試験が終わっても帰国できないかもしれません。「ひとごと」だった話題が突然身近な話題になりました。

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