アマラとカマラはねつ造?

【授業研究】別の本で「野生児の記録 1 狼に育てられた子 (J.A.L.シング著/福村書店)」に登場するアマラとカマラの話は嘘という記述を読み、その原典にあたるこの本を読み始めました。実に見事な調査と反駁です。「狼に育てられた子」を読んでいた時には全く気付かなかった写真の問題点も、指摘されて見直すと実に不自然であることがすぐにわかります。長い間、これを信じてきました。人前で話したこともあります。ある本にはそれを書いたこともあります。恥ずかしいというか、申し訳ないというか‥ショックです。

 この本に寄れば学校で使っている道徳の教科書にも掲載されていたとのことですから、相当多くの人たちが信じていたことになります。恐ろしいことです。

 全9章のうち第1章にこのオオカミ少女の話があります。そのあとの8章も目次を読むだけでワクワクする内容です。目次であげられているうちのいくつかは「それはインチキ」と知っているものもありますが、何となく信ぴょう性があると感じているものもあります。読み進めるのが楽しみな本です。

◎「アクティブラーニング入門3(小林昭文著/産業能率大学出版部)は

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