「瑕疵借り」読了

【授業研究】「瑕疵借り (松岡圭祐/講談社文庫)」を読み終えました。アパートやマンションで借り手が病死したり自殺したりした場合、その部屋の次の借り手がなかなか見つからないようになりがちです。こういう物件を「事故物件」というらしいのですが、それを借りて「事故物件」を事故物件ではないことにしてしまうことを「瑕疵借り」というようです。この小説ではそれを仕事としているらしい人物が主人公です。

 不思議な設定ですが、その「瑕疵借り」をする主人公が色々な「事故物件」を借りて住むことにまつわる人間模様が描かれています。心温まる作品群になっています。

 最近、この作家を読み続けています。実に多彩な作品をつくりだしていることに読むたびに感心します。私の飛行機等での移動中に欠かせない作家になってきています。

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