【授業研究】大学で私が担任している1年生のクラスに中国からの留学生がいます。その留学生の両親が日本に来たので「先生にお会いしたい」という依頼が来ました。日程調整がなかなかうまく行かず、日曜日に大学に出かけてお会いすることにしました。
いろいろ苦労している留学生なのでご両親もご心配なのだと思います。日本語のハンディはあるものの、とてもまじめにやっています。「大丈夫ですよ」ということを伝えなくては思って会うことにしました。とは言え、私は中国語は全く理解できないので、留学生に通訳してもらいます。最初は緊張していたご両親も説明を進めるうちに、にこやかになってくれました。安心してもらえたようです。
最後に「みんなで写真を撮って欲しい」というリクエストがあったのですが、日曜日なので研究室に他の先生も学生もいません。ふと思い出すと、オープンキャンパスの準備に上級生が来ていたはず。1階の会場に行くと女子学生がいたので事情を話して、写真撮影を依頼しました。
この学生が実に気持ちよく引き受けてくれて、英語でご両親に声をかけながら写真撮影をしてくれました。これで雰囲気がとても明るくなりました。助かりました。最後はご両親がにこにこしながら手を振って別れました。日曜日に出勤してきた甲斐がありました。少し良い気持ちになった時間でした。
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