【授業研究】昨日の千葉県での研修会のリフレクションカードを読んで楽しんでいました。
「1度も時計を見なかった。それほど集中できた」
「1時間半があっという間に終わった」
などがたくさんありました。基本はワンウェイ授業です。しかし、「少し話して(10~15分)」、「グループで質問を考えるための話し合いを持ち(2分)」、「質疑応答(5~10分)」を繰り返しているだけで、これほどの効果があるのです。
最初の質疑応答は質問が出ないこともあります。その時は、30秒待って「なければ次に行きますね」と進めると、次の質疑応答の時間には「質問は?」と問うと、すぐに手が挙がります。居眠りをなくすのも、質問を増やすのも、簡単なことです。
あるカードには、小さな字でびっしりと書き込んでありました。その最後にこうありました。「‥文章を書くのは実はとても苦手ですが、こんなに書いている自分にびっくりしています」。これが「振り返りと気づき」「メタ認知」の力なのだと思います。情報吸収をしている時よりも、それをやめてほんやりしているときに前頭前野の血流が15倍にもなるという話は、このことなのだと感じさせられました。