小学生も同じ!

【授業研究】逗子市教育委員会のスーパーバイザーを務めています。今回は市立小坪小学校に伺いました。4時間目に全クラスの授業をさらっと見学し、5時間目は小4の研究授業を見学しました。直前に授業者の方と話をすると「子どもたちに話し合いの効果を実感させることが目標」とし、そのために私の講義などを参考にして「難しい問題を入れることにした」ということでした。

 最初から数人のグループ席でスタートしました。簡単な復習などの後に、難しい練習問題にチャレンジです。授業者の当初設定は「とりあえず10分間やってみよう」だったのですが、子どもたちの熱心な話し合いは続きます。これは見学していた私も驚きました。軽々解いてしまった子供もいるのですが、まだ解けない友だちとの話し合いが続きます。授業の前半ではグループ内で遊んでいた子どもたちも、この話し合いの時間は真剣に話し合いが続きます。結局、約20分間続きました。小学校4年生がこれほどにできるのは初めて見たような気がします。

 最後はきちんと「振り返り」を書く時間でした。あとで読んでみると「教えてもらってよかった」「1人じゃとけなかったけど、みんなに教えてもらってわかった」「他の人がどんな風に考えてるのかが分かった」「人に教えてわかってもらうのは大変だとわかった」‥などが続出。更に授業者が「ある子どもが終わってから『アタマ使い続けて、くたびれた~』とニコニコと叫んでいました(笑)」と紹介してくれました。

 これらの反応は高校生や大学生の場合と全く同じです。私が高校物理授業で開発してきた構成や介入の仕方が、小学生でも通用することを実感できました。この輪を逗子市の小学校全体、中学校に広げていきたいものです。

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