群馬県立桐生工業高校に伺いました

【授業研究】昨年に続いて2回目の訪問でした。質疑応答を中心にすると現場の皆さんの興味関心に焦点が当たります。この日は生徒指導と授業改善に重点が当てられました。私が提案する授業では生徒指導や授業規律(学習規律)が崩れるのではないかという不安です。

 確かに私の物理授業では「起立礼はしない」「おしゃべり、立ち歩き自由」「授業者は叱ったり怒鳴ったりしない」‥ですから、「滅茶苦茶になる」と不安になるのも仕方がないことです。しかし、「主体的・対話的で深い学びの実現」は総則にあります。生徒をペナルティーや褒美で釣るのではなく、安全安心の場を維持しながら、管理も規律維持も両立させることが必要です。私の授業では色々な手立てを講じてそれらを実現していました。

 それらの話をしながら、「荒れる学校」に勤務していた時の生徒指導にも話題は広がります。「荒れる学校」で生徒たちを力で抑える指導ではなく、ビジネス理論やカウンセリング・スキルを応用した生徒指導は、中退者激減、問題行動激減などの実績を上げました。担任指導も大きく変えて、私のクラスではほとんど退学者はいなくなりました。

 これらの話だけでみなんさの生徒指導がすぐに変わるとは思えませんが、少しはこれまでの生徒指導を見つめ直すヒントになるとうれしいものです。

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