【授業研究】5/12(土),13(日)に行うセミナーについて解説しています。一方では「入門講座」を求めている個人や学校がたくさんあると想像していますが、他方では「授業改善の意義を深く考える」ことも必要だと感じている人も多いことが、今回のセミナーを考える端緒になりました。
私が信頼する田口さんと協力しての今回のセミナーは12(土)13(日)の2日間にわたりますが、大きなこだわりが2つあります。1つはその構成です。もう1つは参加者に対する条件付けです。この項では、構成について述べていきます。基本的には2日間連続で参加していただくことを前提にしてプログラムを作っています。でも、たぶん1つずつの参加でも価値のあるものにはなると思います。
12(土)の構成です。16時~20時
(1)田口さんの社会科授業
参加者には生徒役で授業を受けてもらいます。
(2)生徒役としての体験の振り返り
生徒役として受けて感じたことや気が付いたことを意識化する過程です。
この過程がない「授業体験」はただのレクリエーションだと思っています。
理論的には「コルブの経験学習モデル」を基礎に置いています。
(3)観察者としての振り返り
少々難しいのですが、生徒役としての振り返りの次に、教師としての振り返り
も行います。更に観察者としての振り返りをします。
自分と相手を包括的に俯瞰するという過程です。
カウンセリング・トレーニングのMLTやU理論で取り上げている過程です。
(4)「授業者を傷つけない振り返り会」の体験
(1)~(3)の過程を現場で活用できるようにするためにする段階です。
田口さんが授業者、小林が進行役兼指導的立場で進めます。
この「振り返り会」を中心にした「アクティブラーニング入門3」は
現在執筆中ですが、その内容に触れる学びの場になります。
同時に、現場に戻ってすぐに使えるワークシートも提供します。
ここまでが12(土)の構成です。明日は13(日)の構成について述べます。(この項続く)
◎5/12(土)13(日)にセミナーを担当します。こくちーずはこちら
・2018年5月12日(土) 16:00〜20:00→http://www.kokuchpro.com/event/ALK0512/
・2018年5月13日(日)10:00~16:00→http://www.kokuchpro.com/event/ALK0513/
◎以下はチラシです。