翻訳機械が苦手なこと

【授業研究】フィリピン行きが近づいてきて、オンラインの英会話練習や自動翻訳機を使っていると気づいたことがあります。オンライン会話は「入国手続き」「航空機内で気分が悪くなった時」などの場面に分けてあります。「アテンダントさんに質問したり、リクエストするときは、なるべく笑顔で言いましょう」「pleaseがなくても意味は通じるのですが、柔らかく伝えるためになるべくpleaseを付けましょう」とかなりしつこく注意が入ります。‥‥これはキャビン・アテンダントや入国審査官に対する日本人用のトレーニング・プログラムなんだと理解できます。

 自動翻訳機は「こんなことは苦手です」と使えない場面を明示しています。「商談や交渉」「業界用語や専門用語」「医療現場」などと表示してあります。そういうところに行ったら、「誰か通訳してください」と言えということなのでしょう。

 これを読んでいて、ふと気になりました。学校の英語の授業は何を想定しているのでしょう?或いは、限界はどう明示しているのでしょう?高校物理はおおむね「19世紀までの物理」と規定しています。従って、「相対性理論量子力学には対応していませんよ」と明確に限界を示しています。小中高校の英語教育はどうしているのですかね?

 あちこちに、質問していこうと思います。

◎小林のHPはこちら。研修会講師のご依頼もこちらからどうぞ。

  →http://al-and-al.co.jp  

◎「入門2」はこちら→ https://www.amazon.co.jp/dp/4382057477

f:id:a2011:20170719070800p:plain