「小林さんは『そういう生徒いますよね』と言うから、いい」

【授業研究】昨日の高校教員説明会のあと、私の講義を聞いた先生としばらく話をしていました。その中で冒頭のひと言がうれしいものでした。
「大学教授、コンサルテーション会社、予備校などの人たちが授業改善研修会の講師に来るよ。で、グループワークが必要だとか効果があるとか説明するよ。
 現場としては、『それを嫌がる生徒』、『発達障害などで参加が困難な生徒』がいるのは当たり前の事実なわけさ。で、たまに『そういう生徒がいるんだけど、どうすればいいんですか?』と誰かが質問すると、絶句するか、無視するか、『わかりません』なんだよ。
 それに対して、小林さんはさっきの講義でもそうだったように『そんな生徒がいますよね』『そんな生徒がいるのは当たり前の状態ですよね』と受け止める。そして、自分はどう対応していたかを説明するし、カウンセリング等の理論的な背景もある。それがいいんだよ」
 現場に密着することを大方針にしている私にとっては、実にうれしいお話でした。ありがとうございました。