アクションラーニングの使い方

【授業研究】大学授業でアクションラーニング・セッションを多用しています。2年前期、3年前期と受講している学生には大変好評です。
「50〜60分間、こんなに一生懸命に話し合っている授業はないです」
「自分のことを出せば、みんなが聴いてくれて、自分のことに気づきが起きる」
「他の人の悩みを毎回聞けるのも、とても貴重」
「話し合いは意見を言うことじゃなくて、聴くこと、質問すること、考えることなんだってわかった」等々です。
 今年度は、毎回「(誰かが話し出したら)沈黙して聴いてみよう」「相手が答えるまでの沈黙の時間は大事にしよう」「色々な質問をしてみよう」「一見ずれていると感じたことでも質問してみよう」などの、課題を出し、その課題に沿って出てくる感想・気づき・疑問を丁寧に取り上げ、フィードバックしています。
 やりながら感じているのは、「これは対話のスキルを着々とブラッシュアップする方法だ」ということです。本格的には、もう少し丁寧に考える必要がありますが、「対話的な学び」を促進するには、生徒たちにとって理解しやすい小目標を作る必要がありそうです。
私が今、高校の教員だったらすぐに実験するのですが‥‥、残念。授業改善にチャレンジしている先生たちに試してもらうことにしようと思います。