中学校の実践記録をつくる?

【授業研究】鳥取市立桜ヶ丘中学校に伺っていた時の話です。来年度の継続的な指導のご依頼をいただき、ありがたくお引き受けとることにしました。その少し前に、某市教育委員会からも来年度はスーパーバイザーとして小中学校の授業改善の指導をして欲しいと依頼がありました。こちらは予算の関係で、正式な話になるかどうかはもう少し時間がかかります。

 この2つの依頼は私にとっては不思議な感覚です。数年前、私は小中学校からの講師依頼はほとんどお断りしていました。理由は「自信がない」からです。私は高校でしか教えたことがないので、中学校で「偉そうなこと」を話しても、全く適応できないのではないかと不安でした。

 その気持ちを変えてくれたのは、京都の相楽東部連合立和束中学校のみなさんでした。強い依頼を受けて、正直なところ「しぶしぶ」出かけた研修会でした。しかし、皆さんの熱意と反応に驚き、継続しました。それを基に「全教科で小林さんのモデルで実践したい」と言われた時には、こちらがあわてました。しかし、実施。結果は5教科の点数が跳ね上がり、記述型の問題に「白紙がなくなる」という大成果。

 その和束中学を毎年2~3回見続けて、私もかなり自信が出てきました。桜ヶ丘中学校の変化は予想通りといえる面も多々あります。某市教育委員会でも以前に行った研修会での反応は好評でした。

 そこで、桜ヶ丘中学校での話は広がります。「3つの中学校の実践を本にしたらどうだろうか?」「日本中の中学校に喜ばれますよ」との声。私も少しずつ、その気になっていています。それぞれの中学校が異なる状況にあり、色々な工夫をしています。その根底に、私の授業改善の手法や考え方があります。そこで使っている手法と考え方はそれほど難しくもないし、複雑でもないので、多くの先生たちが取り組んでくれています。そんな記録と提案を出したいと、だんだん強く考え始めました。

 まあ、つくるとしてもまだまだ先の話です。その前に3冊つくるのですが‥。楽しみが膨らみます。

小林のHPはこちら。研修会講師のご依頼もこちらからどうぞ。→http://al-and-al.co.jp

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みくに出版主催のセミナーの詳細は以下です。

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★「入門講座4」2017/12/17(日) 担任の授業改善  13:30~16:30 東京・恵比寿

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