大胆な講演会に挑戦

【授業研究】福岡県高等学校教育研究会で講演しました。約250名の方がご出席でした。かなり広い会場なのですが、後方はテーブルがなく、椅子席でした。「人数が多くて入りきれず、椅子席にしました」とのこと。ありがたいことです。

 90分間という短い時間。それでも「対話的な学び」を実現したい私は、今回、かなり大胆な方法に挑戦しました。基本的には「小林の説明15分間→近所の人たちと共有&質問を考える2分→質疑応答8分間」を3セット行うことにしました。これで、25分×3=75分間。残りの15分間を、冒頭では「グループをつくる2分」「動画を見せる1分」などを含めて7分間使い、最後の「授業改善の歴史的意義」を8分間としました。

 これが成功するかどうかのカギは2つ。1つは私が時間通りに説明できるかどうか、2つは質問が出るかどうか、です。私は時間を決めて説明することには慣れていますから、ストップウォッチで計測し、はほぼ正確に実行できました。心配だったのは質問です。250名の中で手を上げるのはなかなか大変なことだからです。

 しかし、質問は次々に出ました。各コーナーごとに2つから4つの質問をいただきました。そのおかげで、フロアの皆さんとのやりとりが実現し、その「対話」による「振り返りと気づき」が起きたのではないかと思います。リフレクションカードはあとで送ってもらうことになりましたが、内容を読むのが楽しみです。

 100人を超えるとどうしてもワンウェイになりがちです。これをどうしても変えたいと機会があるごとにチャレンジをし続けてきました。これまで何回も行ってきたことは、スキルを身につけるための「繰り返し練習」になりました。今回の成功で、おおむねこのスキルを身につけたということができそうです。

 飛行機は時刻通りに運行したものの、預けた荷物受け取りに30分以上かかるアクシデント。会場到着が遅れ、PCセッティングは大慌てになりました。担当の皆さんには大変なご迷惑をおかけしました。質問時のマイク担当の方には広い会場をあちこち走り回ってもらうことになったのも心苦しいことでした。お手数おかけしました。そして、たくさんの質問を出していただいた参加者の皆さんに感謝です。

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