【授業研究】色々な学校に呼んでいただき、それぞれの学校で工夫した研修会の中に入れてもらうことが多くなりました。そこには、様々な工夫があるのはわかるのですが、現場に行ってみると、「あれ?どうしてそうするのかな?」「もっと良い方法があるのになあ‥」と思うこともしばしばです。でも、それに気づくのはおおむね現場に行って、「今日の予定はこうなっています」と説明を受ける時なので、ほとんどの場合は黙ってしまいます。
更に。昨日は滋賀県立玉川高校に伺って授業見学とそのアドバイス+解説をしていたのですが、終了後に他校の校長先生と話していた時に話題になったことも気になります。それは、「色々な指導者を講師に呼ぶと、しばしば、A先生の指導していることとB先生が言っていることが違って見えることがあるのですよね。根本ではつながっているのだろうけど、それが見えない時は、現場は混乱しますよね」ということです。
私自身がその「他の講師とは違うことを言っている講師」になっている場合も、あるのだろうと思います。その学校で私が行く前後で、どんな講師がどんなことを話して、現場の先生地がどう受け止めて動いているのかを教えてもらうことはほとんどありません。1〜2度、それを聞いて、「その先生が言っていることと私が言っていることとは、食い違いがあるので現場の先生たちは混乱しそうです。私を講師に呼ぶのはやめた方かよいのではないですか?」と言ったことがあります。これはこれで関係者を大混乱させました。
そんな苦い経験もあるので、結局のところ、「言われるままに」対応しています。でも、これで良いのかなあ?‥と感じ続けています。