宇都宮東高校に伺いました。

【授業研究】栃木県教育委員会に招かれるのは3回目、この高校に伺うのは2回目です。県教委が宇都宮東高校を拠点校としてAL型授業導入に力を入れ、今回は公開授業でした。高3生を除く中1〜高2までの17クラスのうち約10クラスの授業を公開していました。
 私は「全体を見て講評をしてほしい」との依頼を受け、最近、編み出した「新しい方法」で見学しました。それは対象にしている10クラスを全部見ます。速足で廊下を歩きながら見ていきます。50分間で3周します。すると全クラスを前半、中盤、後半の3回見ることになります。この方法で学校全体で、どの程度にAL型授業が行われているか、先生や生徒は慣れているか、どんな手法が使われているか‥などはだいたい把握できます。時間が記載されている簡単な授業計画(指導案程詳しくないもの)があれば、各クラスが予定通りに進んでいるかどうかも把握できます。
 その結果、全クラスで寝ている生徒は1人もいませんでした。私はこれは大きな成果だと思っています。居眠りしない授業が続けば成績も向上するに違いないと思うからです。今回のイベントの成果は大きいものがあります。次の課題はこれを日常的な授業に転換していくことです。夜の懇親会では宇都宮東高校の皆さんと県教委の指導主事の皆さんと語り合いました。県教委と現場がうまくつながって力強い動きが始まったようです。栃木県のこれからも楽しみです。