アクションラーニング・セッション改善案が続々

【授業研究】木曜日は「リーダーシップ・ベーシック」の授業が1つだけです。昨日は授業中にSA(スチューデント・アシスタント)が次々にセッションを見ていて気が付いたことを私に報告に来ました。
「こういう言い方は、ルールに合致していないと思うんですけど‥」
「ALコーチはこの場面では、こうした方がいいんじゃないですか?」
「ワークシートのここの部分は誤解しやすいみたいです」‥‥
 どれもこれも的確な指摘です。一部についてはセッション終了後に学生にフィードバックして注意を促しました。SAがこれほどセッションに深く立ち入ってみることができるようになったことに驚きました。しかも、彼らはコンテンツをあまり気にしていないのです。徹底してプロセスだけをみています。
 「そうか!」。閃きました! 彼らはセッションが順調に進んでいる時にはあまりやることかありません。1人が1〜2チームのセッションを観察しているだけです。この訓練が効果をもたらしたということのようです。同時に私の質疑応答時の解説も良く聞いていますから、何をするべきかも良く理解しています。
 セッションをやっている学生諸君は問題を解決することに夢中です。コーチもまだそれほど慣れているわけでもないので、ちょっとしたルール逸脱までは気づきません。気づいたとしても適切に介入することも困難です。しかし、セッションに入っていないSAはプロセスだけに注目できるのです。
 SAの役割を一歩進んで設定することができそうです。また、一歩、良い授業にステップアップできそうです。来週の授業の為に準備をするのが楽しみになってきました。こういうワクワクが続くのがAL型授業の良さです。