キャリア教育→教科授業→キャリア教育

【授業研究】偶々、私のAL型授業入門講座をご覧なったキャリアカウンセラーの方から研究会での講師依頼を受けています。その内容を検討するために大学に来ていただいて打ち合わせをしました。
 大学等でキャリア教育を担当するキャリアカウンセラーの皆さんが、しばしばティーチングに偏ってしまったり、グループワークをやらせてもうまく行かないことがあって、悩んでいるとのことでした。そんな中で私の講座を見て、「キャリア教育に使えるものがたくさんある!」と感じたとのことでした。
 それなら、カウンセラーの皆さんに特化したプログラムの方がよさそうだと思い、あれこれアイデアを出し、ご意見を伺って、修正をしてイメージを膨らませました。約90分のとたも楽しい時間になりました。
 元々、私のAL型物理授業の発端はキャリア教育にあります。そこで使っていた手法や、キャリア教育として開発した技法を物理授業の中に応用していました。しかし、いつの間にか、物理授業の中で様々な技法を編み出し、更に高めていました。今回の話し合いで気づいたのは、今度は教科科目で開発した技法をキャリア教育に還元することになるということです。何か古巣に恩返しをするような気分です。弁証法の「対立物の相互浸透」という言葉を久しぶりに思い出しました。