「成長していく形を実感できてうれしい」

【授業研究】産能大の授業は今年度から100分間、14回です。ALセッション(=アクションラーニング(質問会議)・セッション)を多用しながら、リーダーシップや学習者としてのスキルを高めることを目的とした授業=「リーダーシップベーシック」は昨日で7回目。ちょうど半分が終わりました。
 最初のうちは、ざわざわしている授業でした。失礼な言い方かもしれませんが、おしゃべり好きの女性たちの井戸端会議に近い雰囲気でした。そこで、「沈黙」をテーマにこの3回ほど続けてきました。結果は見事なものです。ほとんどざわつくことがなくなりました。その分、セッションは深まります。冒頭の感想が象徴しているように、学生たちは自分自身の成長を実感しています。以下、その他の感想です。
「堅苦しい雰囲気ではなく、ちょっと踏み込んだ質問ができるようになってきた」
「沈黙を守ることで、他の人の声に惑わされることなく、話している人の声を集中して聴けるようになった」
「沈黙は以前は気まずかったが、今はみんなが考えているんだと思い気まずくなくなった」
「『最後までよく聴く』ことで何を言いたいのかよくわかった」
「沈黙が不自然ではなくなってきた」
「沈黙に焦らなくなった」
「このグループでは今日が最高のセッションだった」
 ALコーチがいなくても、50人のクラスで毎回ALセッションを実施できる方法が見えてきました。学生も少しずつ腕を上げつつ、気づく力も高まっているようです。さて、来週からは後半戦。学生の意欲と成果が、私のますます工夫をしようという気持ちを高めてくれます。楽しみです。ちょっとタイヘンですが‥(笑)